【小説】有馬頼義ほか『猫』 感想

投稿:2021/09/08(水) 23:59 | 更新:2023/03/21(火) 11:24 | 小説

猫と暮らし、猫を愛した作家たちが、思い思いに綴った珠玉の短篇集。半世紀前に編まれたその本が、クラフト・エヴィング商會のもとで、新章“忘れもの、探しもの”を加えて装いも新たに生まれかわりました。ゆったり流れる時間のなかで、人と動物の悲喜こもごものふれあいが浮かび上がる、贅沢な一冊。

引用元:Google books


猫に関する随筆集。
物語というよりは、エッセイ。
各作家の猫にまつわるあれこれが、まとめられている。

今から90年以上も前の作品もあったりする。
「呼ぶと尻尾で返事をする」など、今でも見られる猫の生態が垣間見える。
一方で、昔ならではの、なかなかえげつない描写もある。
なので、ほっこりしたい、とかには向かない。

ちなみに購入したのは古本だったが、ニオイがあった。