『シン・エヴァンゲリオン劇場版』 感想ではない何か ※ネタバレなし

投稿:2021/03/15(月) 19:36 | 更新:2021/03/15(月) 19:36 | 映画
シン・エヴァンゲリオン劇場版

*公式サイト
https://www.evangelion.co.jp/

満足度:非公開

感想ではない何か



Twitter断の成果が結実。
面白かったとかつまらなかったとか、そんな曖昧模糊すら徹底して排除した成果が。
100%前知識無しで、何にも左右されず自分の感性のみで、純粋に作品に向き合えた。
Qから9年、序からは14年。
大作の結末を、そんな風に純粋な感性で見届けられて、嬉しく思う。

ちなみに今回も、劇場最奥最隅席で鑑賞した。
コロナシフトと平日朝2の回も相まって、周囲3mくらいに人がおらず、非常に快適だった。
もはや、隣に人が居る状況は耐えられない体になってしまった…
ただ、そんな恵まれた環境下でも、途中でスマホを触る不届き者が2名目についた。
スタッフ常駐で見つけ次第即刻退去とか、もっと厳罰化して欲しい。
 

『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』 感想 ※ネタバレなし

投稿:2020/11/19(木) 15:58 | 更新:2020/11/19(木) 15:58 | 映画
劇場版 鬼滅の刃 無限列車編

*公式サイト
https://kimetsu.com/anime/

満足度:★★★★☆

感想



老若男女を虜にし、今や国民的作品になりつつある、鬼滅の刃。
その劇場版作品。

お話はアニメ放送の続き。
この映画から見た人向けの説明などはない。
とはいえ、散々テレビで特集が組まれていたので、それで履修した人も多いだろう。

主軸は変わらず、主人公たちが、困難や逆境に立ち向かっていく。
その姿に、心打たれる。
まさに少年漫画の王道。
本映画も、それを体現するかのような出来栄えで、とても見応えがあった。
劇場版ならではの大迫力は、アニメ19話に感動した人なら、納得の出来栄えだと思う。

今後は、アニメ放送に戻るのかもしれない。
さすがに、残りの話すべてを劇場版というのも無茶な話だろう。
ただ、劇場版クオリティを体感してしまった以上、アニメ放送の敷居は高まった。

一過性の流行りになるか、長年に渡っての看板作品になるか。
近年例を見ない幅広い層へ受けている作品なだけに、時間をかけて、でも冷めないうちに、慎重に作り上げていってほしい。

余談:座席



公開1ヶ月が経過した、平日の朝いち(8:50~)回。
隔席対応で、座席の埋まり具合は1割ほど。
特に、小さい子ども同伴のファミリーが多く見受けられた。
本作の範囲の広さが伺える。

劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
▲今回取ったのは赤丸部

いつか試してみようと思っていた、隅っこ席。
これが予想に反して見やすく、快適。

そりゃあ中央の方が臨場感はあるだろう。
しかし、まわりに人がおらず作品に集中できるメリットは、なによりも捨てがたい。

人が多ければまた話は別になるだろうが、そうでなければ、今後も率先して取ろうと思えた。
 

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 感想 ※ネタバレなし

投稿:2020/09/26(土) 06:34 | 更新:2020/09/26(土) 06:38 | 映画
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

*公式サイト
http://violet-evergarden.jp/

満足度:★★★★★

総評



これを見ずに、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は語れない。
これまでの全ての内容を踏襲し、まとめ上げた内容に仕上がっている。
物語は昇華され、しっかりとした結末を与えてくれる。

原作は、この後日談があるみたい。
しかしながら、お話はこれがひとつの完結編のように思われる。

特にテレビ放送を見ていた人は、絶対に見てほしい。
なおその際は、ハンカチの用意を忘れずに。


以下、見どころ。

圧倒的映像美



今更言うまでもないが、息を呑むほど美しい。
背景描写はもちろん、アニメーションについても、とんでもなく精細。

例えば、人が歩いた際の、髪や服のなびきまでが緻密に表現されている。
そのため、キャラクターの存在感がすさまじい。
まさに、そこに「居る」。

表情についても、複雑な心境を表す微妙なニュアンスが見事に描かれている。
とりわけ、完結に至る本作においてはそれが顕著であり、そうした部分がこれでもかと全力で表現されている。

アニメ作品として、現時点のひとつの境地に辿り着いているように感じた。

一貫したテーマ



「愛」と「手紙」。

本作含めて、多くの人と出会い、いろいろなことを経験していく中で、ヴァイオレットがそれらとどう向き合い、どう心境に変化を与えられていくかということは、作品を通してのテーマであった。

その様々な経験や変化を、集大成したのが本作である。
これまでの道のりがなければ、この結末はなかったし、ここまで感動するものでもなかった。

ゆっくり丁寧に育んできたテーマ性の、大きな開花であった。

構成・演出



物語展開や時間軸、場面ごとの構図など、唸らされる部分が多い。
ひとつひとつが、ものすごく考えて作られているのがよく分かる。
無駄なカットは一切ない。
ユリス、リュカ、デイジーが今回のゲスト的なポジションだが、その起用の仕方も見事だった。


機会があれば、もう一度見に行くと思う。
今度はもっと、細かいところを注視するために。
 

『Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅲ.spring song』 感想

投稿:2020/08/21(金) 18:57 | 更新:2020/08/21(金) 18:57 | 映画
※ネタバレなし

満足度:★★★☆☆

*公式サイト
https://www.fate-sn.com/

「ファンなら」を体現する作品。

映像美や戦闘シーンの迫力は、数あるアニメ作品の中でも屈指の出来栄え。
話が分からなくとも、そこだけは文句なしに楽しめる。
これだけのスピード感や緩急を、しかも長尺で複数回というのはなかなか思い当たらない。

一方、ストーリーや展開は、大絶賛するには条件が伴う。
それが、ファンなら。
そうでない身からすると、「なるほどわからん」というのが正直な感想。
些細なカットや演出においても、原作再現や小ネタ、伏線や設定の回収等、様々なギミックが散りばめられているのだと思う。
しかし単純に、話の理解が追い付かない。
設定の塊のような本作を、この短時間で理解しろという方が土台無理な話ではある。

そういう意味では、考察系が苦手な人にも、不向き。
雰囲気で楽しめるのなら問題ない。

事前知識前提というのは、当然1章、2章にも傾向があった。
しかし今回は最終章ということで、話の決着に至る過程において、それがより一層強く感じられた。
トータルとして楽しむためにはやはり、原作プレイや、各種Fate作品に対する深めの理解が必要だと思う。

そうしてようやく100%楽しめる作品になるという意味ではやはり、「ファンなら」と表現せざるを得ない。

既存アニメの劇場版は、概ねそういうものだと思う。
けれど、本作は特にそれが色濃いと感じた。